DHA・EPAが不足するとどうなるの?

必須脂肪酸であり不飽和脂肪酸、多価脂肪酸でもあるDHAとEPAですが、これらは青魚に豊富に含まれている成分です。
以前は日本人は魚を食べる習慣があったため不足する心配はないといわれていましたが、食生活の変化により魚を積極的に摂らない人が多くなっています。
そのため、DHAやEPAが不足してしまっている状態に陥っている人が少なくありません。
実はこれらの成分が不足している状態というのは馬鹿にすることはできず、健康や美容に悪影響を及ぼす心配があるのです。
たとえばいわゆるドロドロ血液になって、血栓がつくられやすくなってしまいます。
内臓脂肪が増加し、メタボになるリスクも増大します。
さらに高脂血症や動脈硬化を招くリスクも増大し、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、脳梗塞、糖尿病などの病気を引き起こす可能性が高まるのです。
また、認知症の症状があらわれやすくなるという問題も指摘されています。
目にも悪影響を及ぼし、視力が悪くなってしまったり、老眼の症状があらわれやすくなるというのもDHAやEPA不足により招いてしまう可能性があるトラブルです。
こうした健康上よくない問題が引き起こされやすくなるほか、イライラしやすいなど精神的に不安定になりやすくなるのも特徴といえるでしょう。
そのほか、美容に関するトラブルとしては、DHAやEPAが不足すると肌荒れを引き起こしやすくなるのです。
これだけ多くの悪影響が、たった2種類の栄養成分が不足しているだけで起こるリスクがあるのです。
食生活の見直しを図り、十分な量のDHAやEPAを摂取したいところです。

DHAならではの特徴・効果は?

DHA・EPAは共に不飽和脂肪酸ですが、特徴や効果が同じだと思っている人もいるのではないでしょうか。
実はそれは誤りであり、個々に固有の特徴や効果があるのです。
ここではDHA・EPAのうち、DHAに固有の特徴や効果を挙げることにします。
DHAはドコサヘキサエン酸といい、主に神経系に作用する栄養成分なのが特徴です。
そのため、脳や目に関する効果が期待されています。
たとえば、十分な量のDHAを摂取することにより、記憶力がアップする効果が望めます。
勉強を頑張って成績を上げたい人、いつまでも冴えていたい人には嬉しい効果といえるでしょう。
それから、DHAは脳の認知機能をよくする作用をもたらし、認知症の状態が悪化するのを防いでくれる効果が期待できます。
また、お腹のなかにいる赤ちゃんの発達を促すのではないかとも考えられています。
脳に関しては上記のとおりの効果が期待されていますが、目にはどういった作用がもたらされるのでしょうか。
これについて、DHAは目の網膜細胞の機能をよくする作用をもたらします。
そのため、視力を改善する効果が見込めるといわれているのです。
また、これはまだ研究されている段階であり、解明されていない部分もあるのですが、精神的な状態にも影響を及ぼすといわれています。
DHAを十分に摂取している場合、うつ病の症状をよくするのではないかと考えられているのです。
この病気に悩まされている現代人は多数いるため、精神的な安定のためにもDHAをしっかり摂取するとよいでしょう。

EPAならではの特徴・効果は?

DHA・EPAのうち、EPAにも固有の特徴や効果があります。
EPAはエイコサペンタエン酸と呼び、主に循環器系に作用するのが特徴の栄養成分です。
循環器系というのはたとえば心臓であったり、血管であったりといったものが該当します。
期待されている効果としては、サラサラ血液にしてくれるということが挙げられます。
これはEPAに血栓溶解作用があるためです。
また、血圧をコントロールする作用がもたらされるのもEPAの大きな特徴のひとつといえるでしょう。
血圧が高い人の数値を低下させる効果が期待できるのです。
それから、脂質というのは血液のなかにも含まれますが、この量を調整する役割もEPAは担っています。
また、動脈硬化を未然に防ぐ作用ももたらされるため、生活習慣病のようなさまざまな病気の対策としてもよいでしょう。
そのほかの期待されている効果としては、抗炎症作用がもたらされるといわれています。
以上のような特徴があるEPAですが、DHAと共に不足することがないよう、十分な量を摂取したいところです。
なお、DHA・EPAには共通して期待されている効果というのがあります。
たとえば体内の悪玉コレステロールを減少させたり、中性脂肪値を低下させる作用、抗アレルギー作用がもたらされるのです。
そのほか、DHA・EPAというのはどちらか一方だけ摂ればいいというものではなく、バランスよく摂取することが望ましい栄養成分です。
主に青魚にたっぷり含まれており、DHA・EPAの両方を摂取することが可能です。

DHA・EPAサプリはなにを基準に選ぶ?

DHA・EPAが不足しないための対策として、サプリメントの摂取という手段があります。
1個常備しておこうと検討している人もいるでしょうが、実際に調べてみるとさまざまな会社からサプリメントが発売されており、どれがいいか迷っている人もいるでしょう。
DHA・EPAサプリの選び方ですが、まず両方とも配合されている商品がよいでしょう。
厚生労働省が発表している1日目標摂取量はDHA・EPAをあわせて1g(1,000mg)です。
片方だけ配合されているサプリメントだとバランスが悪いため、両方配合されているものが望ましいのです。
また、サプリメントの選び方として、配合されている量も大切です。
多く配合されているほどたくさんの栄養を補給できるということになりますので、配合量が多いサプリメントを選びましょう。
そのほか、DHA・EPAの特徴として、酸化が起こりやすいということが挙げられます。
酸化すると体に悪いので、これを防止する成分を一緒に摂りたいところです。
ビタミンEが酸化防止にいいのですが、DHA・EPAサプリのなかにはこの成分が配合されているものもありますので、通常の食事でビタミンEを十分に摂る自信のない人は配合されていたほうがよいでしょう。
そして、DHA・EPAサプリの選び方として、価格も大事です。
1日だけ摂取すればいいというものではありませんので、継続しやすい値段であるのが望ましいでしょう。
なお、定期コースなどお得な割引サービスがおこなわれている商品だと、より買いやすいでしょう。